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第22回尻別川クリーン作戦

今年も尻別川クリーン作戦に参加しました。

22回目の今年は天候のせいか若干参加人数が減りました。

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前日から雨が降り続き、水位も30㎝ほど上がった状況での開催でした。

カヌーやラフトボートの使用に問題はありませんでしたが、

カヌーは念のため栄橋まではゴミ拾いをせず川下りを楽しみ、

流れが緩くなるところからゴミ拾いを開始しました。

清流日本一に何度も輝く尻別川は地域の宝でもありますので、

来年はもっとたくさんの方に、特に地元の方に参加してもらいたいと思います。

カヌーやラフトボートを使ったゴミ拾いは、参加無料で川下りを楽しめるチャンスでもあります。

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武四郎の足跡を探る川下り

江戸時代後期に北海道で活動した探検家松浦武四郎は、

安政4年(1857年)に尻別川の鈴川(喜茂別町)から河口までアイヌの案内役4人と丸木舟2艘で下りました。

その行程を武四郎がまとめた「丁巳東西山川地理取調日誌」には、

ニセコ付近での川下りの様子も詳細に記録されています。

現在のこの区間は水力発電のダムなどで大きく変化している部分もありますが、

山が両側に迫り、川は左右に大きくうねり、分流と合流を繰り返す様は、160年前の当時とそれほど変わらないと思います。

また、ダムの止水部分を除けば、武四郎達を苦しめたフィラ(瀬や激流)が数多くあり、

1日に3里しか下れなかったという難所の面影を残しています。

6月15日、武四郎が記録した尻別川の面影を探りに、カヌーで比羅夫駅からニセコ大橋まで下ってみました。

雪解けの増水期も終わり水位がかなり下がっていて、カヌーでは下れないところも数か所ありましたが、写真をとったり地図を見たり資料を読んだりしながら約3時間ぐらいで下りました。

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武四郎が下ったとされるのは9月中旬から下旬にかけてです。

当時はダムもなく、そのままの森林が残っていた時代なので、いまの尻別川の9月の水量よりはるかに多かったと思います。

今回よりは快適に下れたのではと思いましたが、記録を見るとこの区間に3日も費やしています。

武四郎たちは危険を避けるため、フィラでは船を降り、人力で船を引き上げ移動させたり、ロープを使って船だけを川に流したりして下ったのでした。

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ざっとですがこの区間のフィラをかぞえたら33箇所ありました。ダムにより水没してしまったフィラも加えると40箇所以上はあったと思われます。

また、最大の難所と記録されているのは現在のダムのあたりにあったフィラのようです。日誌には両岸は崖になっており、大岩がゴロゴロと重なり、その間を滝のように水が落ちるとあります。

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この難所では、上にある木に縄をかけ、船を13~14mも引っ張りあげ、笹原を50m引きずりまた縄で川におろしたとあります。さぞかし骨が折れたことでしょう。

 

この近くで野営した武四郎は「河口までどれだけかかるのか、一同心細くなってしまった。ただ、山の霊に無事をいのるのみ」と記しています。

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この後もフィラは続きますが、ニセコの街が近くなったのか両側の山が低くなりなんとなく視界が開けてきます。JRの鉄橋を2回くぐりました。

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フィラの険しさも一段落です。記録では「さっきのところさえ超えれば、この先恐れるところもあるまじと、一同喜んだ」とあります。どのあたりだったのでしょうか?

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ニセコ市街地にさしかかるところに発電所と放水口があり、水量が豊富になります。川がニセコ市街地を流れるようになると多少のんびりできます。この後も旅は続き、蘭越町黄金まではフィラの記録があります。今回はニセコ大橋で上がりましたが、さらに下流の様子も調べるつもりです。

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3日後に同じルートを郷土史研究家の方と二人で下りました。ちょっとした落ち込みで転覆してしまったのですが、防水バックのおかげで資料や機材は濡れませんでした。しかし、江戸時代の筆記用具は墨なので資料は絶対に濡らせないものだったと思います。武四郎にとって記録は何物にも代えがたい貴重なものだったことからも、丸木舟が転覆したり、沈んだりしないように細心の注意を払って難所に挑んだものと思われます。

 


雨の中のスノーシューツアー

昨日のスノーシューツアーはタイからのお客様でした。

雨が降っていましたが、せっかくだからやってみたいとのことなので、

レインウエアーをお貸して出発しました。

寒さ対策はバッチリだったので、雨に濡れさえしなければ問題なさそうです。

この時期、雪はさすがに少なくなっています。沢を渡るのも慎重に安全を確認しました。

大きな沢はもう雪が無くなり、せせらぎを聴くことができました。

寒くない分、森の中のティータイムものんびりできます。

雨の中、ザラメ雪でのツアーでしたが、とっても楽しんでいただけました。

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今日はフィリピンンからのお客様

 

 

猛烈な風で昨日は大変でした。

ツアーは全部中止になったのですが、

本日の午前に変更して雪遊びプランを行うことができました。

フィリピンからの10名程のお客様で、冬の北海道は初めてだそうです。

フィリピンでは冬でも気温が30℃以上あり、雪や氷の世界がとても新鮮で、

防寒着を着るだけでもワクワクするそうです。

そんな彼女たちに、雪原を歩くスノーシューを体験していただきました。

とても盛り上がりましたよ。(^^)/

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NOCの駐車場に作ったそり遊びコースで、さらにエキサイティングなそり遊びも楽しみました。

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エアボードにもチャレンジ。

上手く操作できていました。

この後も雪の世界をたのしんでください。


真狩の子供たちと楽しい雪遊び

今日は久しぶりにいい天気でした。

羊蹄山もはっきり見えて、気持ちのいい2月最後の日曜日、

真狩の子供たちと羊蹄山の麓で雪の面白体験を行いました。

先ずは雪国の定番、イグルー作り!今日の雪は適度の湿気があり作りやすい。

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お昼を食べてたら羊蹄山の森の中をスノーシューで散策しました。

森の中には、去年の嵐でたくさんの倒木がありました。

元気な子供達(大人も?)は、それも遊び場にして楽しんでいました。

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華麗なフロントフィリップ?!

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下り坂ではそり遊び、尻滑りが面白い!

やっぱり雪遊びはサイコーー!!


いい天気です

今日は羊蹄山がはっきり見えます。

こんな日は滑りに行きたいですね。

除雪の山から撮った写真です。

イグルーが増えてきました。

今年は降雪が少ないせいか、前に作ったのも埋まらずにまだ入れそうです。

これから暖かくなるそうで、しっかり固めていないブロックは潰れていき、イグルー全体がぺしゃんこになっていきます。

 

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