と、いままで津々浦々なことを書きつづってしまいましたが、然別湖の散策を最後に帰ってきました。
この旅行で計5ヶ所のネイチャーセンターと散策路をまわり、とても充実したものとなりました。その一端でも感じてもらえたでしょうか?
これをもって連載終了です。
全タイトルを読んでくれた方、ありがとうございました。
これからは通常通り、ニセコでの津々浦々をご報告していきたいと思います。
作成者別アーカイブ: nocstaff
観察旅行 その9
然別湖での散策ではナキウサギの観察も目的の一つにありました。
「ナキウサギ」は日本では北海道のみの、しかも道内でも大雪山や日高の山々など限られたところにしか生息していない、とても珍しい哺乳類です。
姿はウサギといっても耳は短く、体も15cm程しかありません。小さなモルモット、といったイメージでしょうか。
名前の通り「キチッ」と鳴き、とてもきれいな空気、冷涼な環境を好みます。
岩の隙間で生活していてこの中を歩いてしまうので、地上に出てもすぐに岩の中に逃げてしまうほど警戒心も強く、見つけにくいのです。
歩いていると鳴き声がしました。そこで、1時間半~2時間ほどずーっとじっとし続け、2頭のナキウサギを見ることが出来ました。日中はあまり出てこない動物ですが、石の上で周りを探り、瞑想していた姿がとても印象的でした。
時間やコースタイムにとらわれず、じっくり歩くのも楽しいもんですよ。こんな珍しいものが発見できるかも?


観察旅行 その8
野付から阿寒、オンネトー、と進み、然別湖へ。ここで4時間ほどかけて散策していると、「サルオガセ」を見つけた。
これは樹にぶら下がる「とろろ昆布」といった感じで、一見気味が悪いと思うかもしれない。
「うっそうとした針葉樹林の向こうに小さな沼が広がり、深い霧のかかった森の中では枝に掛かったひげのようなものがゆらゆらと・・・。きゃーー!!」
こんなホラー映画のイメージが浮かぶ。
しかし、こいつは樹から養分を取ることなく、空気中の水分を吸収して成長している、れっきとした生きた植物(地衣類)なのです。なので霧のよく発生するような森林にあります。
前にサルオガセについて、「霞(かすみ)を食う」と表現されていました。
仙人の住むような深い森に、霞を食う植物・・。なかなか神秘的だと思いませんか?
もうそろそろ最終回の予定・・・。

ニセコのかくれた名所・旧跡7
しばらくぶりの投稿です。皆さん覚えているでしょうか。ニセコのかくれた名所・旧跡を紹介するシリーズ。7回目になりました。
今日、ご紹介するのは「親子」の坂。
有島武郎の小説「親子」に出てくる、ニセコ駅から有島農園の事務所に行く近道だった坂です。
大地主の父親、それに嫌悪感を抱き反発しながらも自立できない主人公。「彼」が眉をひそめるようなやり方で、父親が農園を手に入れたそのわけは・・・。
自分自身を「彼」という表現にし、なるべく親子を客観的に描こうとしたのかな?
いろいろな親子の関係がありますが、時代背景をこえて普遍的な親子間の愛やすれ違いを描いた名作です。(なんちゃって・・・)





観察旅行 その7
今日はキツネです。
車で走っていると、路肩にキツネを発見。轢いてしまわないようにゆっくり走ると、逆に、車に寄って来るではありませんか。
危なっかしいのでほとんど止まる速度になると、運転席の横で待機。まるで、窓が開いて、餌がもらえるのを待っているようです。
いわゆる「観光ギツネ」です。
餌を与える人が後を絶たないのでしょう。ずーっとこちらを見つめ続ける眼が、とても悲しく見えました。
人間の与える餌が原因の一つとなり、キツネ界では疥癬(かいせん)病という病気がはやり、毛が抜け落ちて陰で死んでいってます。
このキツネも、観光客の減る、雪深い、厳しい冬がやってきたら生きていけるのでしょうか?
人間によってくるキツネはかわいく見えるかもしれませんが、野生動物としては悲しい姿だと思って欲しいと思います。

観察旅行 その6
この鳥は、皆さんおなじみの「カッコウ」です。
ほとんどの人が声は聞いたことがあるのではないでしょうか?だけど、姿を見たことありますか?
結構気付かないことが多いようです。電線やちょっとした枝に止まっていると一見ハトのようだし・・・。
そこで、カッコウの仲間(ツツドリ、ホトトギス)はこんな風に「おならをプー」って格好で止まったり、さえずることが多いんですよ。この姿勢を覚えておけば、見分ける為の一つのテになる!?
この格好で止まっていたら、もしかしたらカッコウかも・・・!

第10回尻別川せせらぎ祭り
今週の日曜日(7月31日)に蘭越町ランラン公園にて
「せせらぎ祭り」を開催します。皆さんふるってご参加ください。
盛りだくさんの内容でお待ちしています。


