尻別川は日本海に注ぐ河川です。
秋には鮭が遡上して産卵しますが、今はカワヤツメが遡上、産卵の時期らしいです。


よく見るとたくさんのヤツメがいました。
7月21日(土)22日(日)に開催される【フットパス祭りinニセコ】は3コースが用意されています。1日目は全員で「文学歴史の散歩道」コースを歩きます。2日目は「ローカルコース」と「山岳コース」どちらか希望のコースを歩きます。今日は「ローカルコース」の一部を下見に行ってきました。
歩いたのは、とっくに廃道になった尻別川沿いの道で、所々崩れていたり、倒木が塞いでいたりとかなりワイルドなコンディションです。
本番までに草を刈り、倒木を処理し、安全に歩けるように整備しないといけませんので、整備計画を練る為の下見というわけです。
車はここまで。
昔、道だったことを示すように構築物が残っています。旧道を探るのは楽しい。
普通に歩けば20分ほどの行程ですが、1時間以上藪漕ぎしてました。
ちょっと開けたところの足元を見れば「サイハイラン」や「オククルマムグラ」などの林床に咲く花が見れました。
アカゲラがまじかの樹でドラミング。しばらく聞き入ってしまいました。
このあと、へとへとになりつつもやっと舗装道に出ることができました。
人気のいない笹ばかりの道を歩いていると、まだ未踏の地であった尻別川一帯を歩く松浦武四郎になった気分です。(笑)
整備しないでこのまま使ったほうが面白かったりして。
ともかく、整備してもしなくても長靴は必須です。湧水が出てぐっちゃぐちゃのところが何カ所もありました。
7月になったら本格的な整備作業を行う予定です。
いよいよハイキングにいい季節がやってきました。
6月に入ると、ニセコ山系や羊蹄山が順に山開きしていきます。
羊蹄山のふもとの半月湖は、比較的雪解けが早く、早い時期から楽しめます。
いま、咲いているものを紹介します。
オオタチツボスミレ
距(花のうしろ)が白いのが特徴です。似たものにタチツボスミレ(距が紫)があります。
ニリンソウ
この花は、変異が多いのが特徴です。
二輪草といいながら、花は1輪から4輪つきます。
また花弁に見えるがく片は、5枚のものもあれば、たくさん付いているものもあります。
色も・・・
緑がかったミドリニリンソウとよばれるものもあります。
ヒトリシズカ
この花を見るといつもさみしがり屋さんなんだろうな・・・と想像します。
一人で咲いているのは見たことがありません。
半月湖のシラネアオイはもう咲き終わっています。
ちがうところでみつけましょう
去る5月17日に「ニセコパノラマライン」(道道66号の蘭越町湯の里~共和町老古美)の冬期閉鎖が解除になりました。
すぐにでも行ってみたかったのですが、いろいろと忙しく昨日やっと通行することができました。
周りは雪がまだ多いです。
まだ雪が残るチセヌプリ。
往くスキーシーズンが惜しいのか、スキーヤー・スノーボーダーがたくさん訪れています。
大谷地と神仙沼を少し散策
大谷地は世界的にも貴重なフサスギナの群生地です。遠くにトドマツの群生が見られます。
神仙沼駐車場はもう使用できますが、レストハウスとトイレはまだクローズ中。6月2日の山開きからオープンすると思います。
肝心の神仙沼はこんな感じ。
山開きまでにはきれいな水面が見れると思います。
湿原も半分は雪に埋まっていましたが、ここはもう少しでなくなりそうです。
この時期の神仙沼は、取り立てて何もないのですが、どこからでもアプローチできるのと、笹や樹木の葉に邪魔されず景色を楽しめます。
鳥たちもたくさん見れました。
長靴を履いての「神仙沼ネイチャーツアー」、ご希望があれば開催します。
お気軽にご相談ください。
毎年、高層湿原に咲く貴重な花々と神々しい景色、そしてさわやかな風でもてなしてくれる神仙沼。
今年もたくさんの人が訪れることでしょう。