カテゴリー別アーカイブ: ネイチャー通信

ゴロスケ

Nガイドがフクロウの話をしていたけども、まさに今が旬です。
というのも今は鳴きかわしの時期なのです。
フクロウの夫婦は一生添い遂げるらしいのですが、彼女がいるオスは同じ相手に恋をし直し、寄り添い合うらしいですよ。
ということで、リハビリがてら夜の森に行きました。
「ゴロスケホーコー(五郎助奉公)」と聞かれる声が森に響き、何とも神秘的です。
なかなか姿を見せてくれず声だけが響き、昼は人間なんて意に介せずといった感じでぼーっと眠り、またそれが大好きです。
でも色々調べてみると、羽音を立てないしなやかな羽、パラボラアンテナのような集音装置の顔、音源をつかむため立体的に聞こえる位置のずれた耳、両眼視できる目、360°動く首、などなど、他の鳥にないハイテク(?)装置だらけの名ハンターなんです。
オスは狩りに一所懸命、メスは子育てに一所懸命、これからこんな季節になっていきます。
今度は昼にゆっくり見に行きます。見れるかな??


カラスといっても・・・

軽く怪我をしてしまい、ここ1週間ほど思うように歩けないので、スキーも観察散策も出来ません。
ならば大して歩かずに、車の中からでも観察できるようにと、先日少し遠出して鳥見にでかけました。
お目当てのものは見れなかったけど、カササギを見れました。
カラスの仲間ですが、ちょっと色が入っているだけで、随分かわいく見えます。(顔はやっぱりカラス似だけど)
街のカラスも白だの、青だのの色が少しでも入っていれば、もうちょっとかわいく見えるのに・・・、なんて思いました。
ちなみにカササギは九州北西部でよく見られるらしいのですが、その他の場所では散発的にしか見られません。
秀吉さんが朝鮮出兵のときに持ち帰った鳥だとか・・・。
25.9:320:240:0:0:0603060_061:right:1:1:カラスもこうだったら・・・:
38.7:320:240:0:0:060306kasasagi0_(1):right:1:1:前から見るとちょっとゴージャス。ボケボケですが・・:


気分を変えて

冬の間は森の鳥たちもちょっと静かめなので、今日は水鳥を見に行きました。
優雅なイメージのハクチョウも、お食事中はちょっと気の抜けた感じです。
61.3:320:240:0:0:kobuhaku002:center:1:1::
水鳥ってなんか作り物みたくないですか?
でもよーく見ると、羽がとってもきれいです。
60.2:320:214:0:0:onaga0002:center:1:1::


お客様からの質問

今日はスノーシューダウンヒルのツアーに行って来ました!
最近の雨や暖気のせいで、パウダースノーっていう感じではなくちょっと残念。。後半はネイチャーウォッチングをしながら山を駆け下りてきました!!
そこでツアー途中でお客様からの質問がいくつかあったのでお答えします。
「かしわ肉って何の肉ですか!?」
→かしわというのはかなり育った親鶏の事で、こりこりっと独特の固さと深い味わいとが特徴の様です。かしわそばから鳥肉ってのは何となく分かってましたが調べてみて、なるほどと思いました。
「長野では盆にシラカンバの樹皮を燃やす習慣があるけど北海道でもそうですか?」
→盆にシラカンバを燃やす習慣は北信越地方のものだそうです。ご先祖様がお盆に道に迷わない様に戻ってきて、また帰れる様にとの為に迎え盆と送り盆の日にシラカバの樹皮を燃やして煙を道標にするみたいですね!
北海道は日本全国から入植して来ているので場所によってはその習慣を続けている地方があるかもしれませんがあまり一般的ではないかな!?
ん~、まだまだ知らない事がいっぱいです。もっともっと精進しなければ!雑学やグルメ情報も(笑)


セッケイカワゲラ

昨日は気持ちのいい「晴れの日」でしたね。
休日だったので、家族で「モイワスキー場」へ出かけました。
ピステのあとが日射で融けて、きれいな模様になっています。
よくみるとそこに「セッケイカワゲラ」が急ぎ足で移動中。
冬に成虫になるこの虫は、生まれ故郷の沢の上流に向かっていく性質があるそうです。
翅がないのでひたすらあるいて上流を目指す。大変そうですね。
この虫を見かけると、「春はまじかに来ているのだな。」と感じます。
24.5:300:225:0:0:piste1:right:1:1:表面が融けて氷のようになった、スキー場のピステ面。:
14:250:188:0:0:kawagera:right:1:1:よくみるとこんなところにもセッケイカワゲラが:


春になると、春のなると

春が近くなって暖かく「なると」、雪の「なると」ができます。
45.3:320:240:0:0:0602170005:right:1:1::
雪の表面が湿り、内部が乾いた雪だと、斜面にこんな「なると」(バームクーヘン)ができます。こんな風景でも、着実に季節は進んでいるんだなぁ~、なんて感じられます。
子供の頃、雪玉を転がして大きい玉を作りませんでしたか?
それに近い現象ですね。
この雪玉は、英語では「巨人のフットボール」といい、日本の地方によっては「天狗の雪投げ」というそうです。
ちなみに、この「なると」は、「雪まくり」といい、英語では「スノーローラー」、東北地方では「雪俵」というそうです。
(全層)雪崩のことを、地面をなでながら落ちるので「ナデ」といい、(表層)雪崩は、雪の上の部分だけが落ちるので「ワシ(上走り・ウワバシリ)」というところもあるそうですよ。
おもしろくないですか?(話がそれましたが・・・。)


がんばれコゲラくん!

立春を過ぎてもニセコは毎日真冬日、雪ばかり。冬将軍様はまだまだご健在です。
そんな中でもこいつは元気いっぱい、一心不乱に木をつついていました。
僕が近くでカメラを向けてるのにも気づかずに・・・。
1分くらいすると気づいたのか、突然パタッと動きが止まり、しばらく考えるようにじーっとして飛んで行ってしまいました。
36:320:280:0:0:060123kogera_:right:1:1: