カテゴリー別アーカイブ: カヌー

降ったりやんだり

大気の状態が不安定なそうで、

ニセコも雨が降ったと思ったら晴れたりして、

なんだか落ち着かない空模様です。

アウトドア活動では天候が変わるのが前提です。

雨が降れば濡れるし、陽が照れば暑くなります。

その状況にどう対処するか?その状況をどう楽しむか?

それがアウトドア(自然)活動ではないでしょうか。

人力の及ばない自然の中で、人間の無力さを再認識し、

自分を守る術を身に着けるのが、

活動の目的の一つと考えています。

時に厳しい顔を見せる自然ですが、

それを乗り切ると我々に克服感を与えるとともに、

素晴らしい風景を見せてくれることもあります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


川の流れの緩急が楽しい!

尻別川カヌーツーリングは、のんびり景色を楽しめる穏やかな区間と、爽快な気分を楽しめる流れが速い区間が交互します。

初めてカヌーに乗る方は、流れの速い所にくると少し緊張するようですけど、(もちろん、楽しんでいる人もいらっしゃいますが)

だんだん慣れてくると早瀬が楽しくなってきます。

やはり、瀬を下るときの爽快感とスピード感は格別なものです。

気分を高揚させ、うまく下れた時の充実感を高めてくれます。

そしてそれがその後の、のんびりした区間をさらに引き立てます。

カヌーの上で平穏な気分に包まれて、まわりの景色を楽しめるのです。

流れの緩急は、気分を高揚させたり、逆に落ち着かせたりとアクセントをつけお互いを際立てます。

どちらだけでは楽しめません。

この緩急が必要なのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA


イワガラミ

カヌーで下っていると、イワガラミがびっちり巻きついている樹を見つけました。

あまり派手な花ではないけど、たくさん咲くので遠くからでも目立ちます。

花びらみたいに見えるのは、「装飾花」といって虫にアピールするためとか。

本当の花は、真ん中にある小さい粒が集まったように見えるやつ。

これが受粉して種になります。

同じようなものにツルアジサイがあります。

ツルアジサイの装飾花は4枚、イワガラミは1枚です。

種になるとイワガラミはしぼんでしまって、枯れたススキのようになりますが、
ツルアジサイはパリッとして元気な感じです。

どちらも樹や岩にからみついて、高い場所に登って行きます。


北海道も暑い日が続きます

最近、北海道も暑い日が続いています。
…といっても本州に比べるとそうでもないでしょうが・・・。

こんな日は、カヌーコースがきもちいいですよ。

前半は、少し速い流れもあります。
イヤッホー♪って感じ!!

後半、流れが穏やかになってきます。

休憩タイム後は、前後の担当を入れ替えることも可能です。

この日は、カヌーゴール付近に、珍しいお客様が居ましたよ(^u^)


カヌーの先端を保護する

カヌーの先端から底部にかけて茶色い物がついています。

これは、一番痛みやすいカヌーの先端部分と先端底部を保護するものです。

離岸するとき、接岸するとき、常に先端底部は岸に接触します。

その為、発着を繰り返ししているうちに削られて穴が開いてしまうのです。

それを防ぐ為、とっても強いアラミド繊維マットをポリエチレン樹脂で固めて装着して、

摩耗から守ります。

アラミド繊維はケブラーとも呼ばれ、防弾チョッキにも使われる強い繊維です。(がとっても値が張ります)

これをカヌーの先端から底部にかけて、一番摩耗しやすい部分の上から貼り付けます。

まず、エポキシ樹脂を塗り、上からアラミドマットを重ね、さらにエポキシ樹脂を染み込ませるように塗っていきます。

全体になじませたら乾くのを待ちます。エポキシが固まるのに24時間は必要ですし、気温が低いと固まりません。

なので、夏場でしかできない作業です。

今回は市販の「スキッドプレート」というものを使用しています。倉庫に眠っていた最後のものです。

スキッドプレートは10年前に比べると値段がかなり上がり、入手も困難になってきています。

アラミド繊維と用途に合ったエポキシ樹脂が手に入れば、自作も可能かと思います。


カヌースクール

今日の生徒さんは、今年からカヌーを始めたばかりのお客様です。

基本的なストロークと、川の流れを利用したボートコントロールの練習を行いました。

中学生のお子さんとお父さんのペア。いいですね~(^^♪

早い流れでは、バウ(前座)からのコントロールも必要になってきます。バウマンのパドルの使い方を説明しています。

一休み入れながらも、テキストで運動の仕組みを説明。とても熱心なお客様です。

多少早い流れでも、しっかりとコントロールできるよう練習しました。

天気に恵まれ、羊蹄山も見守ってくれています。
お客様も大満足のカヌースクールでした。

自艇をお持ちで、川でのカヌーイングが不安な方は、ニセコアウトドアセンターのカヌースクールへどうぞ!!
お待ちしております。
もちろん、カヌーをお持ちでない方も大歓迎です!!


うなぎvsカモメ

最近カモメがよく飛んでいます。

もちろん尻別川のカヌーコースのお話ですが。

海から20kmほどとそんなに離れていないので、

潮風に乗ってやってくるのでしょうか。

川では瀬に乗って遊んでいる姿をよく見かけますが、

どうやらただ遊びに来ているわけではなさそうです。

この時期はヤツメウナギの産卵期。

産卵は浅い砂利の平瀬にオスメスが集まり行われます。

水が澄んでいれば、空からは丸見えなのです。




いきなりくわえられたヤツメウナギも必死に暴れて抵抗しますが、

カモメの鋭い嘴からは逃げられません。

カモメはウナギを嘴にしっかりと挟んだら、どこかへ飛び去って行きました。

この時期はこういう風景がたまに見られます。

先日のカヌーツアーでも、休憩ポイントの脇でバトルを繰り広げておりましたよ。

年々数が減っていて、絶滅が心配されるヤツメウナギ。

ついついヤツメウナギの方を応援したくなりますね。