ここはスタートしてすぐの瀬。
息ぴったりの兄弟?は気持ちよさそうに瀬を駆け抜けました。
カヌーコースのスタートから中盤までは、瀬が数カ所ありますが、
スタートの瀬と、橋の下の瀬がおもしろいですよ。
ほとんどの方がこのように笑顔になります。
カヌーを漕ぐ櫂(かい)はパドルと言います。
よく、オールと言っているのを耳にしますが、
オールは船べりなどに支点を持ち、
ボートなどに使われるものです。
支点を持たず、漕ぎ手が保持するのはパドルです。
パドルの適正な長さは、
立てたとき肩から顎にグリップがくるもの。
小さい子供用のパドルもありますが、
120㎝ぐらいからしか市販されていません。
4~5歳の子供が持つには少し長すぎのようです。
そこで、佐竹ガイドが得意の木工技術でベイビーパドルを作成しました。
材料はタモの木。固くて水に強くカヌーの部品にぴったりの木です。
一本ずつ丁寧に削り出します。いよっ職人技!
あら仕上げが済みました。
このままでは肉厚で重たいので、ブレードなどを薄くしていき、仕上げにニスを塗ったら完成です。
ガイドも自分に合った長さと強さのパドルを使っています。
ガイドのパドルは私物なんです。
そのほうが手に馴染むし、カヌーコントロールがしやすいのです。
中川ガイドが新しいパドルを買ってきました。
ブレードが薄くて軽い!
使いやすくて疲れなさそうなパドルです。

注:パドルを持っているのは佐竹ガイドです。(笑)
今日のゲストは香港からきてくれた3世代の大家族。
私の英語が拙いせいで、カヌー操作を十分伝えられず、
前半はグランパとグランマペアがすこし手こずってました。
そこで、近くにいる娘さんがアドバイスをしていたのですが、
アドバイスの内容はカヌーの操作ではなく、コミュニケーションの取り方。
グランパからグランマへの指示をわかりやすくとアドバイスを送ってました。
そうなんですね、二人で操るカヌーはペア同士のコミュニケーションが大切なんです。
お互いの意思をうまく伝えることがカヌーのコツと言えます。
カヌーの真髄をついた的確なアドバイスでした。
みなさんもカヌーに乗ったら、いつもの倍のコミュニケーションをとってくださいね。
きっと上手くいきます。