バイカモという水中に咲く花があります。
きれいな水でしか育たないといわれておりまして、下流域のカヌーコースでも見られる尻別川の水質には驚きです。
まだ咲いている花を見ることができます。栄橋の下流右岸側に群生していますので、カヌーツーリングに参加された方は見に行ってください。
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ラジコンヘリと水田
カヌーツアーが行われる蘭越町には、水田がたくさんあります。
きらら397、ほしのゆめ、ななつぼし、など清流尻別川の水でおいしいお米を作っています。
北海道のコメは安くておいしいと評判で、首都圏や近畿では品薄状態のようです。
また、国内のコメ消費量で、北海道産米の消費量が新潟産米を上回り、全国一になりました。
写真は、ラジコンヘリで農薬散布をしている様子を、カヌーの陸上サポート中にK介ガイドが撮影しました。遊んでいるように見えますが、れっきとした農業機械で、操作方法や機体の性能も普通のラジコンヘリとは違います。それになんと一台1000万円もします。
おいしいお米をつくるため、いろいろな方法が試されています。
モクズガニ
尻別川にはモクズガニといわれるカニがいます。
上海ガニと同じ種類で、食べてもおいしく下流域では漁も行われています。
カヌーツアー中にたまに見かけるのですが、大きな鋏を持っているため捕るのをためらわせます。
ですから撮るだけにしています。
秋に産卵のため川を下ります。
1度だけ川を下るモクズガニの群れを目撃しました。
なん百というモクズガニが川底を埋め尽くして、まさにカニ歩きで川を下っています。
約10年、カヌーガイドをやっていますが、1度しか見ていません。とても貴重な体験でした。
鮭は川を上り、カニは川をくだる。
生命の源となる尻別川です。
ところで数年前、カヌーツアー中にモクズガニを発見し一緒に乗っていた小学生に見せてあげました。
「モクズガニって云うんだよ」
「モズクガニ?」
「ううん、モクズカニ。上海ガニと同じ仲間だよ」
「えー!あの高級な食材の上海ガニの仲間なの?」
「そ、そうだよ・・・」
さがしもの?
この写真、なぜか3人かがんでいますね。
なにか、探しものでもあるのでしょうか?
いいえ、
一人は水温計で水の冷たさを計っています。
もう一人はカヌーを拭いたスポンジを洗っています。
もう一人、、、う~んやっぱりさがしものかな?

エゾノニワトコ
7月ももうちょっとで終わりですが、今年の7月は北海道も梅雨になったようで雨ばかりの毎日でした。今日になって久しぶりに青空が見えて、やっと夏らしくなってきたとガイド一同ホッとしています。
7月の終わりを告げる「エゾノニワトコ」の赤い実が、最近カヌーコースで見られるようになりました。
カヌーを漕ぎながら、この赤い実に気づく人はあまりいませんが、ツアー後半部分で結構たくさん見ることができます。余裕がある方は探してみてください。

ニワトコは接骨木ともいわれ、古くは骨折の治療に使っていたそうです。また、この赤い実で果実酒をつけることもできるのだとか。
雨でもイイかもっ!!
夏休みというのにスッキリと晴れてくれなくて、遊びに来られた方も外でのあそびをためらっているのではないでしょうか?
たしかにアウトドアは青空の下というイメージがありますよね。
でも、晴れた日では見ることができない景色もあります。

雨のあとに見られる川霧

さすがにここまで霧が濃くなるのは珍しいのですが、雨の日のツアーもなかなかいいものです
まるで早朝からカヌーに乗って、朝もやの中にでもいるような錯覚をしてしまいます
晴れた日は「晴れてて良かった」
雨の日は「雨でよかった」
と、気持ちをきりかえてみてはどうでしょう?
尻別川(中野橋~羊蹄大橋)
夏休み前のちょっと暇な時期です。ガイドの仕事はほとんどなく、プライベートでOC-1やカヤックをやってるスタッフと尻別川の中流域に出かけました。
今年の尻別川は水量が多く、たまにしか来ないこのコースですがスタート地点も明らかに水が多いようです。7月は例年の3倍の降雨量だとか。農家さんも困るのではないかと心配です。

去年、OC-1講習会に参加したメンバーです。
スタート地点は中野橋。ラフトの出発地点でもあります。
いつも石の対処に忙しいスタートすぐの浅瀬も今年は楽に通れました。
そのあとのちょっと大きな瀬で、

いきなり沈脱をやってくれるAモウ君。ロールはまだ無理か?

「いあゃ~まいった!」

中間地点の寒別橋。水が多いせいか下るのが早い。けど、たまには急流も楽しい!


