カテゴリー別アーカイブ: カヌー

OC-1講習会

OC-1てわかりますか?
”オープンデッキカナディアンカヌー1人乗り”という意味で、ほとんどの場合急流で使う1人乗りカヌーのことをさします。

NOCのスタッフにもこのOC-1を所有している者がいて、休みの時などたまに漕いでいるのですが、いつものツーリング用2人乗りのカヌーとまったく勝手が違い、なかなか乗りこなせていないのが実状です。
そこで、OC-1北海道チャンプSさんにOC-1講習をお願いしました。
OC-1の基本的な扱い方やパドル操作を丁寧に教えていただきました。
参加した3人は講師のカヌーの動きに目が釘付けです。
61.4:360:269:0:0:フェリーグライド:left:0:0::



急流の中、不安定なOC-1を生きているように動かせています。
そのまったく無駄のない動きに、参加したスタッフからため息がもれます。
動きが美しいというのでしょうか。「早いものは美しい」という言葉がスキーにありますが、その言葉どうりでした。

さて、われわれNOCスタッフ一同ですが、講習会ではついていくのがやっと。(出来ないことも多数)。これから課題の克服を目標にがんばります。いままでOC-1は見よう見まねで乗っていたのですが、これからは確かなテクニックを教えてもらい効率よく練習できそうです。
63.9:360:269:0:0:撃沈:left:0:0::


こんなシーンもたびたびありましたが本当に楽しかったです。
夢中になりすぎてSさんには長時間おつきあいしてもらい申し訳なかったです。
また、お願いしようと思っていますので、興味のある方今度一緒にやりませんか?


2008 尻別川クリーン作戦無事終了

去る6月21日(土)、「尻別川クリーン作戦」が開催され、無事に作戦は終了しました。
NOCスタッフはカヌー班として、川の中からのゴミ拾いでした。
ランラン公園から栄橋を担当するチーム(カヌー経験者)と、栄橋から石渕までを担当するチーム(カヌー初心者)に別れ、木に引っ掛かったゴミや、中洲、浅瀬など、岸からは拾えないゴミをカヌーに積んで下りました。
相変わらずタイヤや肥料袋が多かったのが印象です。
カメラの調子が悪く、携帯で撮ったのであまり良い写りではありませんが、画像も載せます。
8.8:360:216:0:0:クリーン作戦開会式:left:0:0:今年も300人の参加がありました。:


8.3:360:216:0:0:ゴミひろい風景:left:0:0:いつもは「岸に近づくな」と言っておりますが、この日は別です。:


16.6:360:216:0:0:ゴミはカヌーの中へ:left:0:0:16フィートのカヌーにいっぱいゴミがたまります。:



15:360:216:0:0:ゴミの回収:left:0:0:石渕の浜でゴミをトラックに積み替えて作戦終了。:


来年もありましたら、是非参加してみてください。


しりべつ子供サミット

昨日おこなわれた「しりべつ川で遊び隊!~身近な自然から環境サミット~」の模様です。

羊蹄山麓町村から19名の子供たちが集まりました。
17.9:360:270:0:0:カヌー風景:left:0:0::




まず最初はカヌーツーリングです。

過去何度も清流日本一にえらばれた「尻別川」を子供達とくだってみました。

スタートの富士見橋から漕ぎ出ると、そこは「バイガモの林」です。さすが清流日本一の川。かわいい梅に似た花が咲いていました。

なかなかコツをつかめず、苦労している子供達もいましたが、ツアーはみんな楽しく、無事に終了しました。
23.1:360:242:0:0:水は冷たい!:left:0:0::


途中、休憩したところでAガイドが泳ぎ始めました。サービス精神満点です。
水面50センチからみた川の景色。水鳥の目でみた尻別川はどうだったのかな?



カヌーツーリングが終わると富士見橋に戻り、水棲生物調査をしました。


学芸員の岡崎さんから、川に入る時の注意事項や、どんなところにどんな生物が棲んでいるのか説明を受けます。みんな真剣なまなざしで聞いています。

19.8:360:242:0:0:水棲生物調査:left:0:0::



実際に川に入ると、子供も大人も夢中になって生物調査です。

32.4:360:242:0:0:タモ網で魚を捕まえる:left:0:0::


天気予報は雨だったり、曇りになったりと心配しましたが、しっかりと晴れてくれました。日頃のみんなの行いかな?

自然の中で元気に遊ぶ子供達の姿。次の世代にも残してあげたい宝物ですね。


「しりべつ川で遊び隊!」

6月14日にある「しりべつ川で遊び隊!~身近な自然から環境サミット~」に向けて、カヌーのスタート位置を見てきました。
尻別川の中流域にあたる、倶知安町。すぐ上流ではラフティングが楽しめる急流があるのですが、なぜか倶知安市街に近づくと下流域の様相がみられます。

一般的に川の上流域は大きな岩がごろごろしていて、中流域は大き目の石で河原が形成され、下流域は砂が多くなるのですが、尻別川の倶知安区間では砂の河原が多くなり、下流の比羅夫に差し掛かるとまた上流~中流の渓相に変ります。

大昔、尻別川は比羅夫部分で堰き止められていたそうです。そのためにいまの倶知安は浅い湖の底となっていました。
倶知安では井戸を掘ると、赤水が出るそうです。
これは、鉄分を多く含む層があるためなのですが、そのような地層は浅い湖で形成されます。

このことが倶知安に湖が存在した確証になっています。

尻別川は一度倶知安で湖にそそいでいた。だからここらあたりは下流域の特徴も見られるのです。
下流域ならカナディアンカヌーも楽しめますね。
18.6:270:360:0:0:バイカモ:left:0:0::



富士見橋から見ると「バイカモ」がたくさん育っています。
きれいな水でしか育たない「バイカモ」が、中流域で見られることも尻別川の特徴です。
「しりべつ川で遊び隊」の子供達に伝えたいことのひとつです。


SRT-1

先週のことですが、新人ガイドA君と2人で3日間、空知川へ行ってきました。
川での救助活動の資格、SRT-1(スイフトレスキュー テクニシャンレベル1)の講習を受けてきたのです。

かなり内容の濃い3日間で、大変ためになりました。
ロープワーク、急流でのスイミングなど、普段ニセコではしないことをみっちりとやってきました。
私は水泳が得意なので、川で泳ぐのはとても楽しかったのですが、中には苦手な方もいて、苦労していました。A君も苦手だったらしく、飛び込む前は緊張していましたが、全然OKでした。

その他、スローバックや実際の救出活動のシュミレーションなど、3日間があっという間に終わりました。
半分は川の中だったので、身体は芯から冷えて震えが止まりません。
スローバックを投げる感触がわからなくなり、なかなか成功しません。
軽度のハイサポーミアだったのかな?

しかし、実際にそういうシュチュエーションだったら、そんなこといってられませんね。状況に適した保温対策をとることの大切さを知る教訓になりました。
実はドライスーツが漏れ漏れで、中がずぶ濡れだったのです。
新しいドライ買います。はい。

ためになった3日間だったけど、結構大変でした。
宿は寒く、1階の土間で自炊、就寝は2階で寝袋。
夜遅くまで予習、復習。(話半分でお願いします)
3日目に終了して、ニセコに帰ったは夜中の12時でした。
翌日は今シーズン最大のカヌーツアーがあり、そちらもなかなか大変でした。
ん~さすがに疲れた。

貰った証書を、NOCの壁に張りました。
みる度に、なんだか達成感が沸いてきます。
7.7:300:225:0:0:srt-1:left:0:0::


こんな使い方もあります

15.8:300:225:0:0:カタマラン式カヌー:left:0:0::


カヌー同士を横につなぐと、とっても安定感がまし、安定積載重量も増えます。
カタログ等でカナディアンカヌーの最大積載能力をみたら、16ftで400~500kgとありますが、実際200kgを超えるとかなり不安定になります。
この積載重量で川を下るには、相当な熟練が必要です。
横ロール、即沈なんて、こともありえます。
しかし、この2艇を横で連結するタイプなら、横ロールはほとんど発生せず、空荷でもギリギリの積載量でも安心して川を下ることができます。
この2艇つなぎのカヌーを、双胴船もしくはカタマランと呼びます。
今回、ボリュームの大きな修学旅行で、このカタマランを使用しました。

多少の瀬は関係ないので、一般のコースを使い、ガイドと生徒が一緒に川くだりを楽しみました。
この時期は水温も冷たく、水量も多いので絶対沈はさせられません。
5月はドライスーツを着てもらいますが、気温が高いのでカヌーでドライスーツは辛いのです。
そこで、この方式を採用したのですが、なかなか評判でした。

これからのツアーにも、御要望や必要が生じたらこのカタマラン方式を採用したいと思います。


トレーニング

13.3:360:270:0:0:カヌー風景:left:0:0::


いつものカヌーツーリング風景。

と思いきや、なんかちょっと違いますね。

よく見ると、みなさんソロで乗ってます。

実はガイドトレーニングのひとコマでした。

今日は天気も素晴らしく、いい気持ちでカヌーを漕げました。