きょうは、半月湖ネイチャーツアーに行ってきました。
北海道には珍しく長雨が続いていたのですが(エゾ梅雨と呼んだりします)、
ようやく晴れたかと思うと一気にあたたかくなり、大阪の中学生たちも汗をかきながら
歩きました。
羊蹄山の雪も随分少なくなってきました。
ツツドリの「ポンポン♪」という声が森林にひびき、
アカゲラやゴジュウカラの姿も見ることができました。
毛虫が多かったのが難点。
お花は、イチヤクソウ、サイハイランなど。
エゾアジサイが、もうすぐ咲きそうです。
ニセコから岩内方面にぬけるパノラマラインも開通し、
そろそろ、ニセコ山系、および神仙沼の山開きです。
(→今年は、5月31日、神仙沼山開き
6月1日、ニセコ山系山開きでした。 )
きょうは神仙沼に行ってきました。
入口付近はほとんど雪がありません。
湿原に入るまでの木道上には、数か所に雪が残っています。
分岐では、看板等を確認しながら歩きましょう。
ここが、一番雪が多かった箇所です。
少し前方を見ると、木道が出ていますが、
コースに慣れていない方や、ガイドが同行していない方は注意が必要ですね。
踏み抜きに注意です。
木道のわきや、木の根元は、温かいので、雪の下が空洞になっています。
湿原に入ると木道には、雪はありません。
湿原は雪解け水が多く、鳥の声がよく聞こえます。
静かな時間を過ごせそうです。
早くもお花たちが、結構咲いていました。
ザゼンソウ
ムラサキヤシオ
エゾイチゲ
ミズバショウ
チシマザクラ
新緑の半月湖、雪の残る神仙沼・・・どちらも魅力的です。
まだ道道66号(パノラマライン)は開通していないので、
車で神仙沼に行くことはできません。
今回は歩けるスキーで行くことにしました。
夏の登山道と同様、シャクナゲ岳とチセヌプリのコル(ビーナスの丘)を越えていくルートです。
チセヌプリスキー場の駐車場からビーナスの丘まで約1時間の登り、
標高差約335m、距離約3kmです。
ビーナスの丘から神仙沼までは気持ちの良いダウンヒルです。
20分ほどで神仙沼に下りれました。
さすがにまだただの雪原ですね。
でも周辺のアカエゾマツが、高層湿原の雰囲気を出しています。
共和町からレストハウスまでの道路は除雪が終わっているみたいですが、
ニセコ側はまだまだたっぷり雪がありましたよ。
帰りはチセヌプリに登り返し、1134mからのダウンヒルを堪能しました。
きょうは、奈良からのお客様です。
小学校3年生の女の子が、松ぼっくりを探しながら歩きたいというので、真狩のコースに行ってみました。
お花は、まだまだ少ないですが、そんなことより、女の子は雪の上を歩くことが一番楽しかったようです。
まだ雪が残っているなんて、本州の人には考えられないですよね。
木々の葉もほとんど出ていないので、鳥の姿も観察しやすいです。
お父さんは、カケスをカメラにおさめようと頑張っていましたが、いい写真がとれたでしょうか?
お母さんは、雪の上におちているもの(セミの抜け殻や、エゾリスの食べたくるみ・・・)なんでも感動していました。
<ホオノキの実、長さ10~15cm>
ほかに芽生えているものがないので、赤いのが目立ってます。これはなんでしょうか・・・?
ほのかに甘い香りが・・・
これはカツラの雄花です。
この時期ならではの発見がありますね。
最近のニセコは暖かい日は23℃くらい、肌寒い日は16℃くらいでしょうか。
ぽかぽか気持ちよい日もあれば、まだまだ上着が必要な日もあります。
お花たちも、そんなかんじ・・・。
ニセコ周辺の比較的標高が低く、雪解けも進んでいるところでは、早春のお花が咲き乱れています。
カタクリの花
キクザキイチゲ
エゾエンゴサクなど
湿地では、水芭蕉や
エゾノリュウキンカ(別名 ヤチブキ、おひたしにしてたべるとおいしい)
フクジュソウ
雪解け一番に咲いてくれるお花たちをみると、パワーをいただいている気がして、ありがとうと言いたくなりますね。
半月湖周辺では、まだ雪が多いですよ。
こちらは、歩くには長靴があったほうがいいでしょう。
暖かい日が、3、4日続けば、あっという間に様子が変わることでしょう。