カテゴリー別アーカイブ: ハイキング・トレッキング

秋・・・

先日、少し時間があったので、紅葉にはまだ早いのですが、秋の景色をみつけにイワオヌプリに行きました。

ツバメオモト
ツバメオモトの青い実がキラキラ輝いて宝石のようです。


ゴゼンタチバナ
赤い実のゴゼンタチバナもありましたよ。

この時期のイワオヌプリはフアンガ多いようで平日にもかかわらず、何組もの登山者に会いました。
皆さん秋の静かなトレッキングを楽しんでいるのですね。
IMGP1421


羊蹄山3


山頂付近。まだシラネアオイが咲いています。


エゾノツガザクラ


チシマフウロ


ハクサンチドリ(紫)とミヤマキンバイ(黄)


母釜とよばれる火口跡にでました。ここまでくれば山頂はあとちょっと。
向こうに父釜の壁が見え、右端が今冬に上った真狩ピークです。
父釜と母釜の間の稜線を右にあるけば、旧避難小屋の跡があります。


羊蹄山2


オオウバユリが咲き始めた2合目付近


ヤマグワも実っています。


雲から頭を出すニセコアンヌプリ

3合目付近から晴れました。低い雲がかかっていたようです。麓は曇りなんだろうな。

ここでヤマナメクジと遭遇。でかい!12cmぐらいあったと思います。

気色悪い画像ですいません。次回は高山植物の花々を掲載します。


羊蹄山1

1週間も前の話ですが、ニセコの秀峰「羊蹄山」に登ってきました。
羊蹄山は蝦夷富士とも呼ばれる円錐形の成層火山で、その美しい姿は北海道随一だと思います。美笛峠や中山峠を越えて後志の国にはいるとまず目に入るニセコのランドマークでありまして、洞爺湖からもその姿を望むことができます。
登山口は、「比羅夫」、「真狩」、「京極」、「喜茂別」の4箇所で、比羅夫と真狩が人気のようです。今回も比羅夫ルートから登ることにしました。
羊蹄山は0合目からの登山ですので、標高は1898mとそれほど高くないものの、1日がかりの行程になります。また独立峰で山頂部は風が強く、雨風をしのぐ場所があまりないので、ある程度の装備も必要です。

1合目を過ぎて急な坂を登りきったあたりに、風穴というサインがあります。

山の内部までつながっているこの穴から、常に冷たい空気が出ています。この風穴は羊蹄山のふもとの至る所にあり、昔は食糧貯蔵庫に活用していたところもあるとか。

ただ風穴の前に立つだけでは冷気は感じません。冷たい空気は下を流れますから、地面すれすれに手をかざしてください。真夏でも冷凍庫を開けたような感覚です。
<つづく>


徳瞬瞥岳と三階の滝にいってきました

徳瞬瞥岳登山口はニセコから車で1時間。支笏湖に向かう途中にある「三階の滝」のさらに奥にあります。7月初旬も過ぎるこのころでも、まだまだ花もおおく、野鳥の声もいっぱい聞けました。

咲いていた主な花は、
登山道:ゴゼンタチバナ、ベニバナイチヤクソウ、ウコンウツギ、カラマツソウ

<ゴゼンタチバナの群落>


<カラマツソウ>

山頂:エゾカンゾウ、イワブクロ、チシマフウロ、ヨツバシオガマ、ミヤマオダマキ、ミヤマアズマギク などなど


<ヨツバシオガマの群落>


山頂手前でホロホロ山との分岐があります。

ガズがかかり、せっかくの展望はなしです。

帰りに「三階の滝」を見物。紅葉の時期もいいかも。


有珠山に登ってきました

5月26日  温かい初夏を思わせるような日差しの中、愛知県からの修学旅行生280名と有珠山登山に行ってきました。
有珠山はいまから2万年前の噴火でできた、現在も活発な活動を維持する現役バリバリの活火山です。
2000年の噴火は今も記憶に新しい出来事ですね。
有珠山の標高は737mですが、登山で登れる展望台は520m。ほとんど海の高さからの登山なので、標高差は500mぐらい。ちょうどいい運動です。
7クラスを7人のガイドが案内します。途中にクマゲラの食痕があったり、セミの抜け殻、カエデの花など、興味深いものがたくさん。センダイムシクイ、キビタキ、エゾムシクイ、アカゲラなんかのさえずりがBGMでした。

1時間も登ると視界が開ける作業道路と交差します。
すぐ近くで水蒸気が上がるのが見られるので、生徒達は「さすが活火山だなー」と感激です。
有珠山はジオパーク(世界地質遺産)にも指定され、興味深いものをたくさん見せてくれます。

しばらく休憩した後、残りの行程に臨みます。
でも、ここまでくればあとほんの少しなんです。

30分もかからないで外輪に到着。
今までの森林と違い、活火山の荒々しい山肌が出迎えてくれます。

前回の登山とは打って変わってポカポカ陽気の有珠山展望台。
羊蹄山も洞爺湖越しにこんなにはっきり。

去年、サミットが開催されたウインザーホテルと昆布岳。

のどかで展望もよく最高の登山でした。
生徒さん達もいい思い出になったことでしょう。