カテゴリー別アーカイブ: つぶやき

なぜ上流側に向かってスタートするのか?

今日は一段と寒いですね。
これから冬に向かい、アウトドアのプログラムもだんだん減っていきます。
話題も少なくなってきますので、今回からカヌーに関する技術的なお話などもしますね。

カヌーツアーに参加された方が不思議に思うのが、
カヌーが出発する際、なぜ上流側に向かって漕ぐか?
ということじゃないでしょうか。

流れがないところは、別に上流側に向いて出ても、下流側に向いて出ても構いません。
しかし、流れがあるところで下流に向かってカヌーを出すと、なかなか岸から離れられないのです。

●カヌーが川の下流側を向いた状態で出発すると
(下図の場合、上から下に川が流れており、向かって右側が岸になります。)

川の中央に行くためにカヌーが川の中央方向に進路をとっていますが、川の流れがカヌーに当たり、カヌーを岸へ押し戻します。流れに対し斜めにカヌーを向けると、このような向きの力が生まれます。
(この力を利用して川を横断するフェリーグライドというテクニックもあります。)

また、一般的にカヌーの重心は後ろにあるので、軽い前側は流れに押されてカヌーは後ろを軸に左に回転(左旋回)しようとします。風見鶏と同じです。

●カヌーを上流側に向けた状態で出発すると、

下流を向いた状態と逆の力がうまれ、流れがカヌーを川の中央に押し出してくれます。
また、カヌーの前側に当たる流れが、カヌーの方向を下流側(左旋回)に向けてくれるので、
楽にカヌーの向きを下流側に向かられます。
なので、なるべく図のような角度をキープし、行きたい位置まで移動できてから、
カヌーを下流側に向けます。
そうすると狙った位置の流れに乗れるというわけです。

もちろん流れの速さ、川の形態によってやり方が変わることもありますが、基本は同じです。
また、小さい川から大きな川に合流するときや、流れのないところから本流に入るときも、
このことを理解していないと、本流に入ってもなかなか川の中央に移動できず、岸に張り付くということも考えられるのです。

カヌーのフィールドは比較的ながれが弱いので、あまり気にしなくてもいいと思う人がいるかもしれません。
しかし、カヌーの長さは4~5mもあり、2人乗りだと100kg超ぐらいの重さを支えていることになります。
いくら流れが弱くても、それなりの力が作用しますので、基本的なことが大事なんです。

なんで?と思うかもしれないツアーのやり方も、ちゃんとした理由があるわけです。
これからそんな疑問を解消していき、皆様にもカヌーの奥深さ、楽しさをわかっていただきたいと考えています。
ツアーに関する疑問・質問がございましたら、なんでもコメントしてくださいね。
よろしくお願いします。


深まる秋

この時期のカヌーツアーは紅葉がきれいです。

また、鮭の遡上も運が良ければ見ることができます。

今年の紅葉と鮭遡上のピークは少し遅れているみたい。

おかげで遅くまで秋の景色を楽しめそうです。

そうそう、神仙沼は紅葉のピークは過ぎ、広葉樹たちは落葉しはじめてるとか。

でも、ニセコから神仙沼にあがる途中の景色が素晴らしいらしいです。

ニセコの秋は黄色に染まるんです。

だから黄葉と言うのが適してるのかな?


ゴール付近の森とカヌー


初冠雪

ちょっと遅いけど10月3日のアンヌプリの写真です。

今年の羊蹄山初冠雪は10月1日だったのですが、雲が低くてなかなか確認できませんでした。

やっと3日に写真が撮れたのですが、アンヌプリや昆布岳といったあまり標高の高くないところまで積雪です。

パノラマラインも通行止めになりました。(いまは開通しています)

去年より6日も遅いのですが、なかなか見れない降りっぷりです。

初冠雪の便りを聞くと、スキーバカはムズムズワクワクしてきますね。

でも、今年の予報では12月いっぱい暖かいとか・・(涙

もしかしたら今年の初冠雪みたいに、じらしておいてドカ~ンとか?

それはそれで困るな~。


ニセコフェスティバル

本日より「ニセコフェスティバル」が開催されます。

たくさんの催しがある、秋のニセコ満喫のロングイベントです。

NOCではニセコフェスティバルの「ニセコ魅力博」と「ニセコトレジャーハント」に参加しています。

〇ニセコ魅力博
清流尻別川の生き物と鮭の遡上の見学カヌーツアー
ニセコの秋の見どころ いっぱいネーチャーツアー

ニセコトレジャーハント

よろしくお願いします。


台風12号

たいへんな大雨でした。

大雨洪水警報が出て、町内の一部に避難勧告が発令。

カヌーで利用している河川公園も水没してしまい、水が引いた今もドロドロです。

水がたまり流れがあたらないところは、細かい泥が残ります。
ここはスタートに使っていたところですがしばらく使えそうにもありませんね。
流れがあたる場所はきれいなんですが。

ゴールの柳の林だった河畔は流木が柳を倒し、砂が溜まり、あたらしい砂浜に変わりました。

多いところでは1m以上の砂が堆積しています。

これから水位がさがれば、もっといろいろな変化が把握できると思います。

さて、たまった砂の上で足元をよく見ると、なんだか変な模様があちらこちらに。

何だと思います?
もちろん人間が描いたものではないですよ。
知りたい方はツアーに参加してね!


カヌーのみりょく

カナディアンカヌーをテーマにしたトークショーが9月9日に札幌であります。

今年から支笏湖でカナディアンカヌーツアーを提供している
「支笏ガイドハウスかのあ」の松澤氏が「奥深きカヌーの魅力」という題で講演します。

カヌーに興味がある方は、是非足をお運びください。

北海道はカヌーのフィールドがたくさんあり、初心者からエキスパートまで楽しめます。

カナディアンカヌーは家族でも一人でも、日帰りでもキャンプでも、何でも使える素晴らしい乗りものです。

北海道はカヌー天国。

ぜひ仲間になってください。


え~と。。

今年の干支はなんでしたっけ?

え~と・・・。

この時期になるとすっかり忘れる今年の干支。

もう新年から8カ月たちますもんね。

今日は、「もう忘れたんかい!」

と、カヌーコースの脇に姿を見せてくれました。


エゾユキウサギ

冬見るとかわいいユキウサギ。

ですが、今は夏毛なんでちょっと可愛くないかな?一瞬、ちっちゃい鹿かと思った。

冬になればフサフサの白い毛にかわり、雪の上をぴょんぴょん走る、名前通りの姿になります。

夏も冬も走るのは早いですよ。カメラが追いつかなかった。。

ところで、川の上にもウサギがいたんですよ。

マッドリバー社製のカヌーにはパイプをくわえたウサギがプリントされています。

これは、カナダの先住民クリ―族の言伝えがモチーフになっています。

”パンサーがウサギを狙っていましたが、ウサギはパイプをふかして余裕たっぷりです。なぜなら、ウサギはパンサーより賢く、絶対に捕まらない自身があるからです”

さあ!みなさんも、この自信たっぷりのウサギのように、自信たっぷりに川に漕ぎ出しましょう!!