NOC敷地内の北こぶしが咲きました。
まだ緑の葉や花が少ないこの時期に咲いているこの花に春の訪れを感じます。
久しぶりの気持ち良い青空に北こぶしの白い花がよく映えます
今日の午前中は「ニセコてくてくエコツアー」が開催されました。
春のポカポカ陽気の中、ニセコの田園地帯をのんびりとウォーキング。
NOCを出発してニセコ駅前の公園まで、約5キロの散歩です。
ガイドが地域のお話をしながら歩きます。
ときには農業の話をしたり、ときには自然の話をしたり、昔のお話、町のおはなし、なんでもありです。
ツアーの最後はこの時期だけのお楽しみ、春の妖精たちのお迎えです。
春の妖精とは、この花たちのこと。
<艶やかな紫色のカタクリと鮮やかな青色のエゾエンゴサク>
エゾエンゴサクやカタクリ、キクザキイチゲなどは雪解けの後、木の葉っぱが繁る前に、さっと咲いていつの間にか消えています。
そのはかなさからスプリングエフェメラル(春の短い命)と呼ばれています。
山の斜面一杯に咲き乱れます。
春のはかない命です。桜が咲くころはすべて消えてしまします。
今日はルスツでネイチャーツアーでした。
明日は春分の日。
晴天で暖かいまさに春のスノーシューネイチャーツアーでした。
野鳥たちも活発になってきたようで、
コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、なんかが飛び回ってるし、
足元にはセッケイカワゲラがトコトコと歩いていました。
まだ、開いている冬芽はなかったですが、
ツルアジサイのドライフラワーが全部落ちていて、
冬が終わったことを告げているようでした。
今日のゲストはお仕事で、世界中をまさに飛び回っている鳥が大好きなお父さんと息子さん。
いろんな質問が出たり、情報をもらったりとガイドしていても楽しかったです。
「シジュウカラだけは世界中のどこでも見る」など、
興味深いお話を聞きました。
横浜に住んでおられるそうですが、
自然が大好きでとっても野鳥や動物に詳しく、
よく近くの野山に出かけるそうです。
どこに住んでいても、周りをよく見れば、
日本にはまだまだ自然が残っているんだな、
と安心した春の日でもありました。
昨夜は「ホテルニセコアルペン」と「ホテルあしりニセコ」でニセコ夜話がありました。
ニセコ夜話とは、羊蹄山麓観光ガイドの上級試験に合格した方が、各専門分野(自然・歴史文化・農業)をテーマにニセコにまつわるお話を無料でお聞かせするというもの。
今年は冬シーズン中3回、2会場で実施します。
今回は2回目、自然は「ホテルニセコアルペン」、農業は「ホテルあしりニセコ」で行いました。
私はホテルニセコアルペンで、倶知安町のMさんのお話を聞いてきました。
Mさんは2年前に羊蹄山麓観光ガイドの自然上級に合格しました。
前職は消防職員。ニセコの山岳での救助活動を長年経験され、
最近のバックカントリーブームに潜む危険に対する注意喚起も言葉に重みがあります。
あっという間に1時間が過ぎ、お話が終わった後も質問やら情報のやり取りでお話は尽きません。
倶知安で長年暮らしてきた方のお話は、その言葉の端端にその町の歴史が感じられ、新しい発見があります。
次回は3月5日(土)です。お楽しみに!
Mさんの伯父さんが釣ったというイトウの魚拓。
昔は尻別川にたくさんイトウが棲んでいそうです。