月別アーカイブ: 2008年6月

しりべつ子供サミット

昨日おこなわれた「しりべつ川で遊び隊!~身近な自然から環境サミット~」の模様です。

羊蹄山麓町村から19名の子供たちが集まりました。
17.9:360:270:0:0:カヌー風景:left:0:0::




まず最初はカヌーツーリングです。

過去何度も清流日本一にえらばれた「尻別川」を子供達とくだってみました。

スタートの富士見橋から漕ぎ出ると、そこは「バイガモの林」です。さすが清流日本一の川。かわいい梅に似た花が咲いていました。

なかなかコツをつかめず、苦労している子供達もいましたが、ツアーはみんな楽しく、無事に終了しました。
23.1:360:242:0:0:水は冷たい!:left:0:0::


途中、休憩したところでAガイドが泳ぎ始めました。サービス精神満点です。
水面50センチからみた川の景色。水鳥の目でみた尻別川はどうだったのかな?



カヌーツーリングが終わると富士見橋に戻り、水棲生物調査をしました。


学芸員の岡崎さんから、川に入る時の注意事項や、どんなところにどんな生物が棲んでいるのか説明を受けます。みんな真剣なまなざしで聞いています。

19.8:360:242:0:0:水棲生物調査:left:0:0::



実際に川に入ると、子供も大人も夢中になって生物調査です。

32.4:360:242:0:0:タモ網で魚を捕まえる:left:0:0::


天気予報は雨だったり、曇りになったりと心配しましたが、しっかりと晴れてくれました。日頃のみんなの行いかな?

自然の中で元気に遊ぶ子供達の姿。次の世代にも残してあげたい宝物ですね。


夏山シーズン

昨日ニセコアンヌプリを五色の登山口から登ってきました。登山道にはムラサキヤシオ、チシマザクラ、ノウゴウイチゴ、ミヤマキンバイ他いろいろな花が咲いていました。
山頂では、地元の高校生が遠足で来ていたり、北海道から委託された数人が山頂標識の付け替えをしていたりと夏山シーズン突入って感じでした。
64.3:360:270:0:0:465:center:0:0:新しい山頂標識が設置されたところ:
今日は神仙沼から新見峠まで縦走してきました。長沼、シャクナゲ沼を通る登山道、去年の今頃は水没していて通れなかったのですが、今日は大丈夫でした。
白樺山周辺はミヤマアズマギク、ハクサンチドリ、チシマフウロ、ミヤマオダマキなどこの山でのおなじみの花たちが咲き始めていました。
43.7:360:270:0:0:473:center:0:0:シャクナゲ沼:
これからますます花の咲くニセコ山系をトレッキングしましょう。
おまちしてまーす。


「しりべつ川で遊び隊!」

6月14日にある「しりべつ川で遊び隊!~身近な自然から環境サミット~」に向けて、カヌーのスタート位置を見てきました。
尻別川の中流域にあたる、倶知安町。すぐ上流ではラフティングが楽しめる急流があるのですが、なぜか倶知安市街に近づくと下流域の様相がみられます。

一般的に川の上流域は大きな岩がごろごろしていて、中流域は大き目の石で河原が形成され、下流域は砂が多くなるのですが、尻別川の倶知安区間では砂の河原が多くなり、下流の比羅夫に差し掛かるとまた上流~中流の渓相に変ります。

大昔、尻別川は比羅夫部分で堰き止められていたそうです。そのためにいまの倶知安は浅い湖の底となっていました。
倶知安では井戸を掘ると、赤水が出るそうです。
これは、鉄分を多く含む層があるためなのですが、そのような地層は浅い湖で形成されます。

このことが倶知安に湖が存在した確証になっています。

尻別川は一度倶知安で湖にそそいでいた。だからここらあたりは下流域の特徴も見られるのです。
下流域ならカナディアンカヌーも楽しめますね。
18.6:270:360:0:0:バイカモ:left:0:0::



富士見橋から見ると「バイカモ」がたくさん育っています。
きれいな水でしか育たない「バイカモ」が、中流域で見られることも尻別川の特徴です。
「しりべつ川で遊び隊」の子供達に伝えたいことのひとつです。