キュルキュル・・・
わたしもビックリですが、たぶん相手のほうがびっくりしたのでしょう。
エゾリスの声です。
枝の上のほうで、行ったり来たり、・・・・わたしを気にしているのでしょうか?
耳の先の毛が長くなり、冬毛になっています。
横の木に飛び移り、隠れてしまいました。
エゾリスは、冬眠しないので、冬も会うことがあります。
コースも中盤に差し掛かると、JRの鉄橋となにやら崩れた構築物が見えてきます。
近づいてみると崩壊した堰のようです。
まだまだ楽しい瀬が続きます。
このあと、コース最大の瀬がありました。
大きな波が連なり、カヌーのなかにたくさん水が入ってきそうです。
悩みましたが今回はパス。カヌーは無人のままロープをつないで流し、瀬の端を歩いて下りました。
これはライニングダウンと言います。
この後の瀬はカヌーになったまま下れました。
ふりかえるとニセコアンヌプリが見えます。
このコースを下らないと見れない眺めです。
ピンクの橋が見えたらゴールの比羅夫橋です。
ピンクの橋は水道管で、比羅夫橋はその後ろにある普通の橋です。
この橋から歩いてすぐJR比羅夫駅があります。
駅舎が民宿になっている珍しい駅で、何回もTVで紹介さています。
初めてのルートを下るのは、
「緊張するけどなんか楽しい!」
と感じた6キロ足らずのカヌーツアーでした。
10月19日、イワオヌプリに行ってきました。
前日18日は、ニセコの平地でも、ひょうが降る寒い日(7℃くらい)でしたが、
この日は暖かく今シーズン最後!?の行楽日和(15℃くらい)とういうかんじ。
(ここから3日くらいあたたかいらしいが)
久々にお天気に恵まれたので、どこかに行かなきゃ!!と思いたち、でかけてみました。
標高の低いところはまだ紅葉がきれいです。
標高の高いところは、もう葉が散っていますが、
ダケカンバの白い幹が浮かび上がるこの光景もわたしは好きです。
この暖かさに誘われたのか、アンヌプリ側も、イワオヌプリ側も駐車場はほぼ満車でした。
イワオヌプリと言えば、最初の階段が急なイメージを持っている方も多いと思いますが、
あたらしい階段に変わり、とても登りやすくなりました。
登り始めると何人にも会いました。
何だかうれしい気分。
わきには前日の雪が残っています。
イワオヌプリは、明治から昭和12年まで硫黄を採掘していました。
地域経済を支え、山中には、小学校や映画館もあり、一つの町が形成されていたそうです。
この山に登ると、その当時の暮らしぶりを想像したりします。
山頂が近づくと、岩も増え、また登山道がはっきりしていないので、悪天候時は、注意が必要です。
山頂付近に前日の雪が結構たまっていました。
踏みしめると半年ぶりにやわらかい雪の感触!
パウダースノーが、すこし待ち遠しくなりました。
お天気が良いので大沼もはっきり見えています。
登り始めて1時間半、
ようやくピークです。
さすがに風が強い。
向こうに見えているのは、ニセコアンヌプリです。
駐車場でアンヌプリを目指す、と言っていた人たちは今どのあたりにいるのかしら?
素晴らしい天気に恵まれ、満足な時間でした。
そろそろ仕事も暇になってきました。
10月後半の暖かな日は、いままで忙しくてできなかったアウトドアを満喫しています。
われわれガイドも、たまには違うフィールドで漕いで、研鑽を積みたいものです。
いつもより難しいシチュエーション、フィールドを経験しておかないと、
いざという時の引き出しが少ないガイドになってしまいますからね。
というわけで、昨日はちょっとハードなコースを下ってみました。
このコースは、現在工事中のダムが取水していないので下れる、期間限定コースです。
もちろんオーバーフローしている時は下れますが、危ないしエントリーしづらいので、取水していない今がチャンスです。
いつもは池のように溜まっているダム上流も、本来の川の姿を取り戻してます。
本流に入るには、いつものコースより流れが速いので、的確なリーンとアングルが求められます。
柳が生えているところは、ダムの取水で水位が下がるので通常陸地になっているところです。
取水がないと水没しますが、柳だから枯れることはありません。
尻別川の良さは、いつも羊蹄山が見守っていてくれる、ということです。
渓谷の紅葉も美しく、山頂にシュガーパウダーをふりかけたような羊蹄山がすごくいい!
これからおもしろい瀬や遺構なんかが出てきます。
続きは明日以降。お楽しみに!