月別アーカイブ: 2013年8月

やはり今年の雨はすごかった?!

蘭越の「日最大1時間降水量」の記録が更新されました。

この、「日最大1時間降水量」とは、その日の任意の1時間内で降った最大の雨量のことです。

今月、8月27日に降った、64.5mm が観測史上(1976年以降)最も多い蘭越の「日最大1時間降水量」です。

64.5㎜の降雨量とは、1㎡の升に1時間で64.5㎜の雨水がたまる雨量です。

なーんだ、たいしたことないと思うかもしれませんが、

もし、1km四方に降ったとすると、1時間で6万4500tの水が空から落ちてきたことになります。

かなり激しい降り方だと言えるでしょう。

ちなみに、ベスト2と3は以下の記録になります。

2012/8/16   44.5mm
2010/8/24   43.5mm

蘭越の「日降水量」の観測史上1位は1981年8月23日なので、

「日最大1時間降水量」ベスト3すべての「激しい~非常に激しい雨」は短時間で止み、継続しなかったと言えます。

しかし、ベスト3がここ数年に集中しているのは、なにか気候変動の現れなんでしょうか?

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降ったりやんだり

大気の状態が不安定なそうで、

ニセコも雨が降ったと思ったら晴れたりして、

なんだか落ち着かない空模様です。

アウトドア活動では天候が変わるのが前提です。

雨が降れば濡れるし、陽が照れば暑くなります。

その状況にどう対処するか?その状況をどう楽しむか?

それがアウトドア(自然)活動ではないでしょうか。

人力の及ばない自然の中で、人間の無力さを再認識し、

自分を守る術を身に着けるのが、

活動の目的の一つと考えています。

時に厳しい顔を見せる自然ですが、

それを乗り切ると我々に克服感を与えるとともに、

素晴らしい風景を見せてくれることもあります。

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なんでしょう?の続き・・・かな?!

不安定なお天気の中のトレッキングでしたが、ほとんど雨にもあたらず歩くことができました。

神仙沼周辺は、ヒメタケシマランの赤い実、その陰にはマイヅルソウのウズラ柄の実もみえます。

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クロツリバナの赤い実

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湿原には、タチギボウシやウメバチソウ
神仙沼のほとりにはサワギキョウも咲いています。

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長沼へ行く途中には、涼しげなブルーのエゾアジサイも見られます。

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長沼の背景には、お天気よければチセヌプリが見えるのですが、この日は残念。

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長沼の岩をよく見てみると・・・・

先日の水生昆虫の成虫・・・かな?

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こちらは、羽化途中なのでしょうか?

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歩いてみるといろいろな発見がありますね。


川の流れの緩急が楽しい!

尻別川カヌーツーリングは、のんびり景色を楽しめる穏やかな区間と、爽快な気分を楽しめる流れが速い区間が交互します。

初めてカヌーに乗る方は、流れの速い所にくると少し緊張するようですけど、(もちろん、楽しんでいる人もいらっしゃいますが)

だんだん慣れてくると早瀬が楽しくなってきます。

やはり、瀬を下るときの爽快感とスピード感は格別なものです。

気分を高揚させ、うまく下れた時の充実感を高めてくれます。

そしてそれがその後の、のんびりした区間をさらに引き立てます。

カヌーの上で平穏な気分に包まれて、まわりの景色を楽しめるのです。

流れの緩急は、気分を高揚させたり、逆に落ち着かせたりとアクセントをつけお互いを際立てます。

どちらだけでは楽しめません。

この緩急が必要なのです。

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【注意!】カーナビがとんでもないところに誘導します。

カーナビで、ニセコアウトドアセンターを電話番号検索すると、メーカーによっては、16kmも離れた蘭越町に誘導されます。往復1時間弱、燃費8kmの車だと約640円の損失が発生します。カーナビの使用は十分ご注意ください。車でお越しの方は、必ず、地図で確認してください。
http://www.noc-hokkaido.jp/nocmap.html


なんでしょう?!

さすがのニセコも暑くなり、水場がいいな・・・ということでハイキングで足の伸ばし、長沼に行きました。

長沼をのぞいてみると、なんだろう・・細長い生き物が・・・。

イトトンボの幼虫でした。

尾が分かれいて、エラの役目をし、ここから酸素を取り入れて呼吸します。