神仙沼9/13秋の始まり・・・

ニセコはそろそろ、秋風が吹きはじめています。
この時期の神仙沼湿原のお花は、ウメバチソウと、ナガボノシロワレモコウくらいです。

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実がついているものが見られます。

クロツリバナとナナカマドの 赤い実が目立っています。

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紅葉(黄葉)が始まっているもの

ミネカエデ

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ツタウルシ

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ここ数年、ホソバウキミクリという草が沼のなかに生えてきて、どんどん増えています。
以前は、沼に周りの景色が写りこみ、すばらしい風景を生み出していましたが、最近は、その景色は、あまり見られなくなってしまいました。

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神仙沼の紅葉は、例年9月末から10月上旬ごろです。
今年はどうでしょうか?


鵜の飛び立ちかた

最近カヌーコースで鵜をあまり見かけなくなりました。

なぜかはわかりません。

集中豪雨的な降雨が多く、川の水が濁っている期間が長いからか?

鮎があまりいなくなったからか?(鮎釣りのおじさんが言っていました)

はたまた、ここよりずっといい餌場をみつけたからなのか?

いろいろと考えはするものの、我々には検証しようがないですね。

それはさておき、先日珍しく鵜が泳いでました。

カヌーの川下で魚を物色していたようですが、カヌーがだんだん近づいてくると、

いつものごとく大儀そうにさらに川下に飛んでいきました。

この鳥は、空は飛べるし、水も潜れるというスーパーな能力を持っています。

ほんと羨ましいですね。

ところが潜る能力を兼ね備えた羽は、飛翔するときに十分な揚力を生まないようで、

バタバタと羽ばたきながら、水の上をバチバチと蹴ってやっとこさという観で飛び立ちます。

こんなに大げさな飛び立ち方をする鳥を私は他に知りません。

見た目は不細工で、魚を大量に食すので漁師・釣り師には嫌われているようですが、なんか愛嬌のあるので私は好きです。

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夏期の打ち上げ

夏休み期間の繁忙期も落ち着きました。

頑張っていただいたスタッフのみなさんと、

焼き肉パーティーで夏の打ち上げです。

涼しくなり小雨が降っていましたが、

おかげで蚊やブヨが出てこなく快適でした。

大人数で焼き台を囲み、

ワイワイガヤガヤと食事をするのもいいですね。

おなじものでもおいしく感じます。

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9月になりました。

あっというまに8月が終わりました。

そして夏も終わりました。

といいますか、今年は夏が来なかったような気もします。

涼しいのはいいですが、やはり夏はギラギラ太陽が恋しい。

汗をかいて、川に飛び込んで、アイスを食べて、真っ黒に日焼けして。

そんな夏の風景を今年は見ることができなかった。

なんか消化不良の夏でした。

9月になって、さらに涼しくなり、ぐずついた天気が長く続いています。

今日のツアーは、カヌージャケット、パンツを着てもらい本格的な秋ツアーの装い。

長期天気予報では、9月は平年より気温が高い確率が50%となっています。

そうだといいのですが、半袖短パンはとっくに辛くなってきています。

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やはり今年の雨はすごかった?!

蘭越の「日最大1時間降水量」の記録が更新されました。

この、「日最大1時間降水量」とは、その日の任意の1時間内で降った最大の雨量のことです。

今月、8月27日に降った、64.5mm が観測史上(1976年以降)最も多い蘭越の「日最大1時間降水量」です。

64.5㎜の降雨量とは、1㎡の升に1時間で64.5㎜の雨水がたまる雨量です。

なーんだ、たいしたことないと思うかもしれませんが、

もし、1km四方に降ったとすると、1時間で6万4500tの水が空から落ちてきたことになります。

かなり激しい降り方だと言えるでしょう。

ちなみに、ベスト2と3は以下の記録になります。

2012/8/16   44.5mm
2010/8/24   43.5mm

蘭越の「日降水量」の観測史上1位は1981年8月23日なので、

「日最大1時間降水量」ベスト3すべての「激しい~非常に激しい雨」は短時間で止み、継続しなかったと言えます。

しかし、ベスト3がここ数年に集中しているのは、なにか気候変動の現れなんでしょうか?

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降ったりやんだり

大気の状態が不安定なそうで、

ニセコも雨が降ったと思ったら晴れたりして、

なんだか落ち着かない空模様です。

アウトドア活動では天候が変わるのが前提です。

雨が降れば濡れるし、陽が照れば暑くなります。

その状況にどう対処するか?その状況をどう楽しむか?

それがアウトドア(自然)活動ではないでしょうか。

人力の及ばない自然の中で、人間の無力さを再認識し、

自分を守る術を身に着けるのが、

活動の目的の一つと考えています。

時に厳しい顔を見せる自然ですが、

それを乗り切ると我々に克服感を与えるとともに、

素晴らしい風景を見せてくれることもあります。

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なんでしょう?の続き・・・かな?!

不安定なお天気の中のトレッキングでしたが、ほとんど雨にもあたらず歩くことができました。

神仙沼周辺は、ヒメタケシマランの赤い実、その陰にはマイヅルソウのウズラ柄の実もみえます。

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クロツリバナの赤い実

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湿原には、タチギボウシやウメバチソウ
神仙沼のほとりにはサワギキョウも咲いています。

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長沼へ行く途中には、涼しげなブルーのエゾアジサイも見られます。

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長沼の背景には、お天気よければチセヌプリが見えるのですが、この日は残念。

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長沼の岩をよく見てみると・・・・

先日の水生昆虫の成虫・・・かな?

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こちらは、羽化途中なのでしょうか?

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歩いてみるといろいろな発見がありますね。